ヤンキーや暴走族たちがこだわっていたのは服装や髪型などの見た目だけではない。彼らが乗っていたバイクにもこだわりや特徴があった。ここでは、ヤンキーが乗るバイクの特徴や人気の車種について紹介していきたい。

ヤンキーの乗るバイクの特徴

昭和のヤンキーや暴走族たちは、バイクのマフラーやシート、ハンドルなど、さまざまなパーツを改造しては自己主張をしていた。
暴走族のバイクと聞くと、やたら背を伸ばした三段シートをイメージする人も多いだろう。ハンドルを中央の内側に絞って上に持ち上げる「鬼ハン」の印象も強い。
鬼ハンとは、鬼の角をイメージしたハンドルの形で、バイクが転倒したときやすり抜けをしやすく改造したもの。似たようなハンドルの形に、ハーレーに代表される「カマハン」がある。

ヤンキーたちに人気の車種

ヤンキーたちが乗っていたバイクはすでに販売終了からかなりの年数がたっており、現在は「旧車」として扱われる車種だ。これらの外観や音をカスタムしたもので、今でもマニアにとっては垂涎物らしい。

中古市場でのニーズが高いので、家のガレージでこれらのバイクが眠っているのであれば、一度査定してみるのも良いだろう。
バイク買取|バイクワン

ホンダ CB250T

最近、話題になっている人気漫画「東京卍リベンジャーズ」の人気キャラ、マイキーが愛用しているバイクとして描かれているのが「バブ」ことHonda CB250Tだ。
発売されたのは1978年で、今では旧車となっている。バブと呼ばれる所以は、排気音がそう聞こえるという理由から。
軽快なハンドリングとさまざまな路面に対応できる性能の高さが人気で、オフロード走行にも適している。

スズキ・GS400E

こちらも人気漫画「湘南爆走族」の主人公が乗っていたことで人気に火が付いたモデルだ。
400ccクラスで初の「空冷4ストロークDOHC2バルブ2気筒エンジン」を搭載しており、バイク業界としても話題になった。
スリムな車体とシンプルなデザインが特徴的で、カスタムファンからも絶大な支持を集めている。

カワサキZシリーズ

日常使用の快適性を打ち出したカワサキのZシリーズ。Zとは風切り音「Zap」が由来しており、1972年に発売されたZ1は、量産車としては当時最速のマシンとして世界中で大ヒットした。
1989年型のZR400C1JPは日本では生産が追いつかないほどのベストセラーとなり、70年代から80年代にかけて日本のオートバイを世界に知らしめたシリーズなのだ。絶版になった今も人気は絶えず、中古買取額が高騰している。